東扇島初上陸

さて、ようやくお正月気分も抜けまして、ふと気がつけばもうすぐ1月も終わりです。
大寒波が来ているというこの日本列島、ただ漫然と過ごしてはおりませぬか。

平日の仕事に忙殺されている間に、中山美穂が男の子を産んでいたり、松平健と大地真央が離婚していたりと
世間は動いていたわけですが、皆さんのご家庭はいかがでしょうか。

釣具の買いすぎ・釣りの行きによる家庭内バイオレンスが巻き起こってないか心配です。

我が家では、日頃のほっしーさんの労をねぎらって、この週末の釣りは伊豆で温泉入って釣りにGOのはず
でしたが、なんでか知らないうちにいろいろなHPを見回っていたふな君、東扇島ならいろんなのが釣れるんだ
だとか言い出しまして、今回は大黒ふ頭からほど近い東扇島へと決定。

しかも、だだ広い場所なのだそうで、投げ竿もやるとかエサつけて放置竿もやるとか一人で計画が着々と進んでいたふな君、
潮のいい時間よりも早めに家を出まして、釣具デパート・キャスティングでまず買い物。

エサ釣り用の針だのを買うのかしらと行ってみると、ふな君店に入るなり「シーバス用の竿とリールがさぁ。」

今、なんかおっしゃいましたか？

道具は一緒に見ても何がいいんだかサッパリなほっしーさんは、ふな君がいろいろ試している間、雑誌コーナーで立ち読みを。
AnglingFanに載ってる村田さんを見ながら、ミュージシャンっぽいよなぁと思っていたところでふな君の購入も終わり、東扇島へと移動。
なんか竿やらリールやら糸やらに混ざってイソメ大盛りが極悪そうな動きをしています。

イソメの攻撃

イメージ図

この土曜は大潮がちょうど夕マヅメの時間にあたるとかで、それはもうザッツ★エンタテイメントな日
なのだそうです。　…本当なんでしょうか。　

実はこの日、ほっしーさんの会社の友達ミッフィーも一緒に行こうとしていたのですが、「う～ん、フリース1枚」
な防寒対策なため、もう少し暖かくなってからまた行こうということになり、今回も二人だけでの釣りであります。
今日のテーマは、来れなかったミッフィーにカレイの煮つけプレゼントに決定。

ほっしーさんは地元が関東圏ではないので東扇島という名前も初めて聞いたほどですが、ふな君によると
この東扇島、超有名な釣りスポットなのだそうです。
なるほど、いろいろな会社の流通センターやら倉庫が立ち並ぶ区域の通りから海へ出ると、
そこは見渡す限りの広い堤防と海で、ラジコンレースもできそうなほど平らで快適そうな環境です。

最初に行ったテトラでのプルプル移動＠シーパラ近辺はなんだったんだろうと思いながらも、
最初っからこっち連れてきやがれコンニャロなんてふな君を責めたりはしておりませんよ。

でもボディに一発入れときました。

広い堤防なので、どっからやるんだろうと思っていると、どうやらSUBARU前が有名なポイントなのだそうです。

というわけで、その有名なSUBARU前を探すふな君。

SUBARUってどーこー？

ふな君、後ろの建物はなんだい？

志村うしろー！

ふな君、うしろ、うしろ！まるでドリフ。

速攻でポイントが発見されましたところで、車に戻り竿の準備。
先ほどのキャスティングにて、シーバス用の9ft竿を買ったふな君、本日は家にあるカーディフ以外の竿を全部持って参りました。
その数なんと6本。っていうか、その竿全部に同時に魚かかったらどうしよう～♪
などと、おおわらわになるはずのこれからを二人で夢をみながらの竿の準備。糸をむすぶにも自然と力が入ります。
思えば、鼻息も荒かったかもしれません。なにせ、超苦手なイソメとファイト予定もありましたし。

ふな君、男の子らしく「イソメは俺に任せな！」今日のイソメは弱ってるし簡単だとか言っておりましたが、

イソメのこうげき！

キシャー

ふなは1のダメージをうけた！　　　全然あかんやんけ

と苦戦をしながらも全ての竿の準備完了。今日はトラウト竿4本にイソメをつけ、シーバス用にはシーバス用ルアー、
ほっしーさんの愛用竿にはメバル弾丸とワームをつけて午後4時15分からスタートです。

東扇島の堤防は、カギ型になっており、海側から少し後ろに下がったところがエグれているらしいです。（間違っていたらすみません）
絵が下手って言うな

エグれている部分には、根魚が住み着いているらしいので、そこにもイソメを付けた竿をたらして放置して、
ルアー・ワーム・カレイ仕掛けを大海原側に出してうろうろすること1時間。

ああっ！左隣の人がカレイ釣ってる！！

ボクらの竿は6本ともピクリともしません。
満潮に向けてそろそろ釣れ始めたのでしょうか、なんと左隣カレイからものの10分ほどで

ああっ！右隣の人が何か釣ってる！！（遠くてよく見えなかったため未確認）

これは、いよいよ釣れる時間の到来ですね。どうしよう、ウチの竿6本ともかかってたらどうしようウヒヒと、
はやる心を抑えつつ自分達の竿を見て周ると、なぜか6本とも微動だにしていないボクらの竿。

ウチのカレイはどこですか？

そして再び釣れないまま更に1時間。手が、手が寒い冷たいチリチリするよ
海側もアタリなんて全然ないのですが、それでも何かを期待しつつワームを引いていると、ななななんと

イソメつけて放置してるウチの竿がプルプル揺れてますよ！いらっしゃい我が家の今日のおかず。
そしてワーム引いてた竿も急に重たくなりましたよ！いらっしゃい我が家の今日のおかず II。

おかずゲッツと思いきや、なんと！ほっしーさんワームで放置竿釣ってるよ魚どーこー？

どうりで、ほっしーさんの派手なリール巻きに合わせて放置竿も派手に動くわけです。

要するに、一人で勝手にお祭りしてたんじゃねえかよっなんて突っ込まないですいませんすいません。

あまりの釣れなさ＆寒さにすっかり飽きた僕ら二人、堤防でボクシング対戦をしながら釣れるのを待つこと2時間。
途中、他の場所で釣りをしていたらしいオッチャンがチャリンコで現れ、少し話しましたが、
どうやら、他の人たちも今日は全然釣れてやしないとのことだそうです。
かれこれ竿を海に出してから4時間が過ぎ、すっかり体も冷えたというかむしろ心が冷めきったボク達は撤収して帰ることに。

なんせ竿が6本。ムダに6本。釣れなくても6本。まずは海側で遊んでいたメバル弾丸ワーム竿をたたみ、
堤防のエグれた後ろ側部分に放置していたイソメ竿を引き上げると、なんと本日トドメの根がかり。
東扇島でいろんなのが釣れるんだよなんて言っていたのは誰ですか？

全くよお、寒いしハラ減ったし夕飯のおかずはないし、もう8時だし加えてこの根がかりかよなどと一人文句たれながら
糸をゆるめてまた違う方向から巻いたりして、根がかりを取ろうと何度かやってみますが、何かオカシイんですよ。

ある程度までは普通に巻けます。そしてある所まで巻くと、竿がプルプルってします。
おおおっ！魚でもかかっているのか！？と思ったものの、またそこから巻くと糸がガッチリ張って全然動かないしプルプルもなし。

やっぱり根がかりかなぁと考えなおすものの、糸が全く戻ってこないので、しょうがなく手袋を脱いで手で糸をたぐると
しばらくして、ようやく上側につけたイソメとオモリが見えてきました。

なぁんだ、根がかりしたのはいつの間にか外れて取れてきたのねとたぐっていると、

！！！

何見とんじゃオラァ

本日のキシャー賞　（次点：イソメ）

なんと19cmのちょっと大きめカサゴがくっついていました。まじでっ！？
しかし、堤防のエグレ部分は、落ちないよう金網がはってあるので、ソロソロとカサゴをアミの間から引っ張らなくてはいけません。

後ろで竿の片づけをしていたふな君を呼び、アミにゴリっとかすったものの、なんとかカサゴげっと。

イェイ

yagaさんのフォーセップ大活躍

ようやっと4時間経って片付けようとした矢先でのカサゴ。これはもう少しやったら夕飯分釣れるかしら！？
しかし、イソメをつけて放置しっぱなしにしていたので、すっかり針を飲み込んでしまっていて取るのも大変でした。

あと一匹で今日の晩御飯と思いたいところですが、何せもう寒くて帰りたいなぁと、カサゴをクーラーに入れていると、
ふな君一度しまった竿をまた準備しているではないですか！

と、いうわけでカサゴ延長戦スタート。結局夕飯のおかず奪取の誘惑に勝てないほっしーさん。

最後は堤防のエグレ部分にイソメ竿を3本だけ出してじっくりと待つ。さっき釣ったときは全く竿先も静かで、
ある程度糸を巻かないと全然かかっているのがわからない状態だったので、今度こそはかかった瞬間を見届けようと
ふな君も一緒に座り込みでカサゴを待つ。15分待つ。30分待つ。45分待つ。　

1時間で釣れなくて諦めて帰りましたよ　　もう東扇島なんか来るもんか

そして、ふな君：ぼーずー & ほっしーさん：知らないうちに勝手に釣れてたカサゴ1匹
という結果にて本日終了となりました。

19cmで大きめとはいえ一匹だけでは夕飯のおかずにはならんので焼肉食って帰りましたよ。
カサゴは家に帰ってもまだ元気に泳いでいて、まな板の上でも結構な迫力出してました。

あんだよコノヤロ